ウクライナの首都キエフの観光名所ベッサラブスキー市場は、食料品の購入に仮想通貨決済を導入し、フルーツや野菜の購入にビットコインなどさまざまな仮想通貨を使用することができます。現金以外の支払い方法を提供することで、日常生活で簡単に仮想通貨が使えることを示す狙いです。
フルーツや野菜の購入で仮想通貨決済
ウクライナの首都キエフにある歴史的なベッサラブスキー市場は、仮想通貨による支払いを受け入れています。仮想通貨決済サービスPaytomatとの提携により、地元住人や観光客は、新鮮な食料品をさまざまなデジタル通貨で購入することができます。
現在対応している通貨は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、ライトコイン、イーサリアム、ナノ、ダッシュ、WAVES、EOS、ネムです。
初期の試験的な段階では、顧客はフルーツや野菜の購入に仮想通貨を使用することができます。また、菜食主義者向けのカフェでもまもなく仮想通貨決済を導入する予定です。購入はQRコードを読み取ることで行い、販売者はウクライナの通貨フリヴニャに即座に変換して受け取ることができます。
「バブーシュカ」と名付けられた同プロジェクトは、日常生活に仮想通貨が簡単に使えることを示すのが狙いです。Paytomatのオペレーション・ディレクター、アレクサンダー・クリン氏によると、仮想通貨決済の後で販売者に法定通貨フリヴニャを取得させるのが最も難しいとのことです。アレクサンダー氏は以下のように述べました。
「本質は伝統と革新の共存です。ベッサラブスキー市場を選んだのは有名な観光地だからです。そして仮想通貨はあらゆる国で広く利用されている支払い方法です」
via: Kiev’s Bessarabsky Market Accepts Cryptocurrencies for Groceries