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最新調査:各企業のブロックチェーン技術に対する関心が上昇中

関心と懸念

世界4大会計事務所のプライスウォーターハウスクーパースは、2018年グローバルブロックチェーン調査 (副題:『ブロックチェーンはここに。次の動きは?』) の結果を公開しました。各企業のブロックチェーン技術に対する関心が高まりつつある一方で、無視できない懸念事項もあるようです。

注目すべき発見

世界4大会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース (以下、PwC) は、2018年グローバルブロックチェーン調査 (副題:『ブロックチェーンはここに。次の動きは?』) の結果を公開しました。

最も顕著な発見の一つは、調査対象となった幹部の84%が、「少なくとも何らかの形でブロックチェーン技術に関わっている」と回答したことでしょう。

このうち64%は「ブロックチェーンプロジェクトが進行中」と答え、34%は調査または開発の理論段階にあることを示唆しました。まだ進捗がそれほど良くない企業にとって、最も大きな障害として、コスト、開始するための知識不足、管理の不足が挙げられました。

ガートナーは報告書で、ブロックチェーンに焦点を当てることで2030年までに年間3兆ドルの事業価値を生むと予想しています。また、ガートナーは、市場が成熟するにつれてブロックチェーンのユースケースが拡大していると見ています。一方、2017年にはプロジェクトの84%が金融サービスに焦点を当てていたものの、2018年では46%にまで減少したと報告しています。

PwCの調査から得られたセンチメントは、ガートナーの調査結果を反映しています。回答者のほとんどはブロックチェーン技術が金融サービス産業を崩壊させると見ている一方、今後ブロックチェーンの恩恵を最も受ける可能性がある産業として他のセクター、たとえば工業、製造、エネルギー、公益事業、ヘルスケアなどを挙げています。

しかし、PwCの回答者は慎重で、ブロックチェーン技術の採用にはまだ無視できない障害があると考えています。懸念事項として、規制の不確実性 (48%)、ユーザ間での信頼の欠如 (45%)、ネットワークの相互接続能力 (44%) などが主に挙げられます。

また、同調査の回答者は、米国がブロックチェーン業界の明らかなリーダーだと認識しているものの、3〜5年後には中国がこのポジションを奪うと考えています。

via: PwC Global Survey: Corporate Interest in Blockchain on the Rise

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