(※ 本記事は数年前に他のブログで書いた記事に修正を加えたものです)
『The Man with the Twisted Lip』
今回は、ペンギンリーダーズの短編集『SHERLOCK HOLMES SHORT STORIES』に収録されている『The Man with the Twisted Lip』を紹介します。
Penguin Readers: Level 5 SHERLOCK HOLMES SHORT STORIES | |
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あらすじと感想
ある日の夜、ワトソンと妻のメアリーが住む家にケイト・ホイットニーという女性が訪れます。ケイトはワトソンの部屋に入るや、メアリーの所に駆け寄り泣き始めました。
ケイトは夫のアイザ・ホイットニーのことで、ワトソンとメアリーに悩みを打ち明けます。アイザは以前からアヘン中毒なのですが、この2日間家に帰っていません。街のはずれにあるアヘン窟へ行っているのではないかとケイトは言います。そこでワトソンは、必ずアイザを連れ帰ると約束して家を出ます。
ワトソンはこの後アヘン窟で意外な人物と出会い、今回の事件はここから始まります。今回も凝った内容でとても面白い話でした。
本作品は、ペンギンリーダーズのレベル5に設定されていることもあり、一行目から "opium addict"(アヘン中毒)という言葉が出てくるなど、これまで紹介したシリーズよりも語彙の難易度は少し上がっています。しかし、文法的に難しいところは特にないので、分からない単語は辞書で調べれば問題ないと思います。
翻訳本
『The Man with the Twisted Lip』の日本語翻訳版は『唇のねじれた男』。『シャーロック・ホームズの冒険』に収録されています。原文が難しく感じる場合は翻訳本と合わせて読むことをお勧めします。
シャーロック・ホームズの冒険 | |
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