どうもワイです。
仮想通貨の暴騰・暴落で「せっかくの含み益が吹き飛んでしまった」と嘆いている方も多いのではないでしょうか。仮想通貨を買うのは簡単でもうまく売り抜けるのは非常に難しいです。
そこで今回は、いま世界中で話題の NEM (XEM) を取り上げて、どのようなタイミングで利確すれば良かったのかを基本的なテクニカル分析で簡単に見てみます。
チャートの振り返りなので結果論になりますが、暴落を通して学ぶことも大事だと思います。
インジケーターの使い方
ここからは Zaif のチャートを使用します。各インジケーターはチャート上部の「インジケーター」ボタンから選択できます。


MACD を見てみる
まずは MACD を見てみます。インジケーターから MACD を選択すると下の画像のようなグラフが表示されます。

青い線を「MACD」、赤い線を「シグナル」と呼び、2 本の線がデッドクロスする (MACD がシグナルを上から下に突き抜ける) と売りサインです。
上のチャートでは 1 月 11 日に MACD とシグナルのデッドクロスが確認できるので売りサインとなります。
ただし、よく見ると 12 月 27 日にもデッドクロスが確認できます。
一目均衡表を見てみる
次に一目均衡表を見てみます。Zaif のインジケーターでは「一目雲」という名前で登録されています。
一目均衡表は色々な見方がありますがここでは基準線と転換線に注目します。この 2 本の線がデッドクロスする (転換線が基準線を下に突き抜ける) と売りサインです。

上のチャートでは 1 月 16 日に基準線と転換線のデッドクロスが確認できるので売りサインとなります。
トレンドラインを引いてみる
年末年始の安値を結んでざっくりトレンドラインを引いてみました。

トレンドラインにサポートされる形で価格が高騰していますが、このラインを下抜けるとトレンド転換しやすくなります (上昇トレンドから下降トレンドになりやすい)。
上のチャートでは 1 月 16 日にトレンドラインを下抜けているので売りサインとなります。
ただし、トレンドラインは MACD や 一目均衡表 と比べるとさじ加減次第で好きなように線が引けるので、ユーザの願望を反映した線になる場合があります。
おわりに
今回は NEM のチャートといくつかの指標を使って、利益確定のタイミングを簡単に検証してみました。売りサインのタイミングは指標によって異なりますが、遅くても 1 月 16 日のサインを確認したら売りたいところです。
僕は昨年資金の半分ほどを NEM に投じていましたが、年末にすべて利確して、正月に少し買い戻し、1 月 16 日の大きな下落時に大部分を 130 円で売却しました。
こうしてチャートを振り返ってみると、もうちょっと早く利確できれば最高でした。とはいえ、あまり欲張っていると冷静に売買できないので贅沢は言わない方が良いでしょう。
まだ少し保有している NEM に関しては含み損になっていますが、昨年の保有数と比べてだいぶ少なくなっているので「ま、いっか」という感じです。
利確にしろ損切りにしろ、売りのタイミングは買いよりずっと難しいです。含み益がどんなに膨らんでも暴落してしまっては元の木阿弥なので、うまく売り抜ける方法についてもしっかり勉強する必要がありますね。