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【仮想通貨】損切りは儲かるゾ!? の巻

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最近の仮想通貨市場は大荒れです。

9 月上旬から暴落が始まり、ビットコインの価格は過去最高値の 56 万円から 30 万円近くまでズルズルと下げ続けていました。

BTCJPYチャート
ビットコインのチャート

中国で色々と騒動があったことが主な原因なのですが、その後状況が少し落ち着いて、現時点では一気に 40 万円台まで回復しています。

もちろん、今回の暴落で仮想通貨トレーダーたちは大慌て。所有コインを損切りした人、ずっとホールドしていた人、むしろ安くなったところでさらに買い増しした人などさまざまです。冷静に空売りで大儲けした人もいます。

僕はまだ仮想通貨トレードを始めたばかりの素人なので、今回の暴落は非常に困惑しました。このようなとき、どうするべきだったのでしょうか。

簡単なモデルで検討してみます。

損切りは儲かる!?

以下のグラフは 100 円で買ったコインが 60 円まで下落し、その後 80 円まで戻った様子を表しています。

価格
100 円から 60 円まで下落し 80 円まで回復

このような値動きの中で、100 円で買ったコインの扱いを以下の 3 パターンで検討します。

 100 円で買ったコインを・・・・・・
  1. ずっとホールド
  2. ホールドしつつ 60 円で買い増し (ナンピン)
  3. 90 円で損切りして 60 円で買いもどし

パターン B と C では都合良く底値を見極めていますが、あくまで単純化したモデルなのでご了承ください。

以上の 3 パターンで損益を計算すると、コインの価格が 80 円まで戻った時点で以下のようになります。

 損益
  1. -20 円
  2. ±0 円
  3. +10 円

まだコインの価格が買値の 100 円まで戻っていないため、A のずっとホールドは含み損となり、B のナンピンは半値戻しでとんとん、C の損切り&買い戻しは含み益となりました。

損切りをしたパターンが一番利益を生んでいるのはちょっと面白いですね。

これは、暴落期をノーポジションでやり過ごしたことが功を奏したといえます。

もっと長期的な下降トレンドの場合でも、定期的に「買う・損切りする」を繰り返す方が、ホールドやナンピンより損失が少なくなります。

以上のことから、早めの損切りは損失を減らし、場合によっては利益を増やすことにもつながると言えます。

こうして計算してみると、早めに損切りできるスキルは本当に重要だと思いました。「損をしたくない」という気持ちからためらいがちですが、損切りは「損失を防ぐもの」と考える方が正しいです。

ま、理屈ではわかっていても、なかなかできないんですけどね。あと、利確のタイミングも想像以上に難しいのでまだまだ勉強が必要です。

ちなみに僕は、中国のニュースによる暴落は一時的なものにすぎずそのうち必ず回復するだろうと考えていたのですが、現在かなりの勢いで価格が戻っているので驚いています。

この回復力は仮想通貨の将来性を示唆していると感じるのですが、どうでしょう?

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