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留学不要!『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』が参考になりすぎる

今年 4 月の発売以降、非常に高評価を得ている英語学習書『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』が気になったので購入しました。Kindle ほんと便利。

著者の上乃久子さんは岡山県倉敷市の出身、留学経験もない「純ジャパニーズ」ですが、徹底した英語学習の末、現在は世界有数の日刊紙「ニューヨークタイムズ」の記者として活躍されています。帰国子女だと思われることも多いのだとか。

そんな上乃さんがどのような努力をして英語力を磨き上げたのか、その勉強法が本書でびっしり説明されています。

全体的に非常に参考になる内容ですが、特に僕が注目したのはスピーキングやリスニングの勉強法です。上乃さんが推奨する方法には、当ブログの「【3分でわかる】独学で英会話が身につく勉強法を簡単にまとめました」と共通する点がいくつか見られたのです。

日本人の多くは、文法や発音を完ぺきにしないと話せないという妙な固定観念を抱きがちですが、こうした意識はすぐに捨て去るべきです。

『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』

情報量の多い本なのでとてもすべては紹介しきれませんが、スピーキング関連に絞って少しだけ紹介します。独学でも実践できる勉強法ばかりです。

 

 

まずはスピーキングから

本書は以下の 8 章で構成されています。

  1. スピーキング
  2. 発音
  3. リスニング
  4. リーディング
  5. 実践英会話
  6. グラマー
  7. ボキャブラリー
  8. ライティング

見ての通り、単語や文法ではなく「スピーキング」の勉強法から解説が始まります。上乃さんは「アウトプット」が英語の「カギ」と考え、スピーキングから始めるよう主張しています。

肝心なのは、長い年月をかけて学んできた英語をうまく「アウトプット」できるかどうかだと私は考えています。
とかく日本人は、「インプット」ばかりに重きを置きすぎ、「アウトプット」を疎かにしがちです。
単語を覚える・・・・・・。構文を覚える・・・・・・。黙々と英文読解に励む・・・・・・などなど、ひたすらストイックに英語を学んでいくのです。

『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』

「50 英文」を繰り返す

スピーキング力を伸ばすために推奨されている方法は、自分の 1 日を「50 英文」で表現する練習です。

英会話では口から言葉が出なくて困ることがあるため、それを避けるために「50 英文」を繰り返し練習して瞬発力をつけるのです。

 50 英文の例 (抜粋)
  • We all get up at seven o'clock.
  • I start cooking breakfast.
  • My wife does the laundry.

このような「50 英文」を毎日ひたすら音読します。また、肯定文を否定文や疑問文に変換したり、過去形や未来形などに変換することで、英語が口からでる「瞬発力」を鍛えるのです。

このように「50 英文」を基にして、自分でさまざまな英文を作るトレーニングを行います。

英語でつぶやく

英語力をさらに高める方法として、「身の回りの情景を英語で実況すること」が推奨されています。自分にできる範囲で良いので、いろいろなものごとを英語で表現するのです。たとえば通勤時の様子は次のように表されます。

The platform is crowded with commuters. They are all rushing to work. There was an accident at Chofu Station this morning so my train is delayed again. I feel so frustrated!

(ホームは通勤者で溢れています。彼らはみな仕事場へと急いでいます。今朝、調布駅で事故があり、電車がまた遅れ、すごくイライラする!)

『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』

最初からこれだけ英語で話すのは難しいので、まずは簡単なフレーズから始めます。そして、使えるフレーズを増やしながら「実況」や「ひとりごと」を繰り返すことで、徐々に英語アウトプット力が伸びていくのです。

シャドーイングで口と耳を鍛える

多くの英語講師が勧めるように、上乃さんも「シャドーイング」を推奨しています。シャドーイングとは、CD などの音声を聞きながら、ワンテンポ遅れてそっくり真似しながら同じ英文を音読する練習です。

シャドーイングを繰り返し練習すると、リスニング力が伸びるだけでなく、自分が英語を話すときの発音や抑揚の付け方も上達します。

英語の発音というと、R や L などの部分的な発音を意識しがちですが、英文全体を通しても強弱の付け方やリズムなどに特徴があります。日本人は抑揚を付けずに平坦な話し方をする人が多いので、このような点にも十分注意しながら練習する必要があります。

僕は最近、オンライン英会話のレッスン中に英文の強弱の付け方を指摘されました。これはシャドーイングをもっときっちりやっていれば自分でも気付くことができたかもしれません。

結論から先に伝える

日本語では先に理由を説明して結論を後回しにすることが多いですが、英語では結論を最初に言うことが求められます。これは慣れていないとうっかり忘れがちです

そのため、話の冒頭で結論を述べた後で、「There are three reasons.」「Firstly, 〜.」 (理由は 3 つです。第一に〜) のように説明することが推奨されています。

結論を最初に伝えないと、「要点はなんなの?」と言われてしまいます。

映画の台詞を書き留める

英会話で使えるフレーズを増やす方法として、映画の台詞を書き留めることが推奨されています。

映画のシーンで使われるフレーズは、日常生活でもよく使われます。そのため、気に入った台詞を書き留めて、そのシーンを思い出しながら練習することで会話力が伸びるのです。

映画には、実生活でも使われる生き生きとしたフレーズが詰まっています。「これは使えそう!」というセリフがあれば、ぜひとも覚えて使えるようにしてください。

『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法』

他の読者のレビューも見てみる

非常に参考になる本ですが、僕が一人で絶賛しても仕方がないので、他の読者の感想もちょっとだけ見てみます。

まずは50英文真似るだけでも違います  投稿者mayurin

この5年の私の英語学習では、伸び悩みで嫌気がさして休憩、そして再開を繰り返してきました。しかし、本書16ページの50英文を真似ながら自分仕様に改変して、オンラインでフィリピン人の先生に話したところ、自分で作った英文は多少直されましたが、good の連発( ◠‿◠ ) 本書にあるように毎日練習しようと思います。
他にも、本書を真似てやってみると、楽しくなってきて時間を忘れてしまいます。 面識のない著者ですが、心から感謝したいです。


とてもいい本でした 投稿者 Amazon カスタマー

今まで読んだどんな学習法より、実践的で、理論的で、説得力がありました。言葉を習得する楽しさを思い出させてくれる良本です。例文がたくさん収録されているのもありがたかったです。


ガチ英会話  投稿者Amazon カスタマー

本書は石川遼くんのスピードラーニング英会話等の聴くだけで上達系とは全く正反対の内容!
ガチです。鋼鉄の意思を持つ者だけが英会話を制す。1ページ1ページにすごい説得力があります。1日でざっくり読み進んでしまいましたが、精神的なところでとても刺激を受けました。ものごとの達成に近道なし!
自分は洋楽のカヴァーもよくやるので、まずは発音等で活用させてもらおうと思います。

Amazon カスタマーレビュー

 

楽をする勉強法ではない

今回紹介したのは本書で紹介されている勉強法のごく一部です。本書には他にも英語学習者に役立つ勉強法が満載です。また、お勧めの教材もいくつか紹介されています。

ただし「楽をして英語力を伸ばす」という類のものではありません。正攻法で徹底的に努力して英語力を伸ばす方法です。その点はご注意ください。

勉強法の他にコラムなども掲載されており、英語学習のモチベーションアップにもなるのでお勧めです。