今回は英語フレーズ「thanks for -ing」の意味と使い方を勉強しよう。
thanks は「ありがとう」の英語表現ですね。たしか thank you よりフレンドリーなやつ。
そう、友人や親しい人には thanks でも良いけど、上司や目上の人に対しては thank you の方が丁寧だね。今回は thanks for -ing の使い方を勉強するけど、thank you for -ing と言いかえても良いよ。
「〜してくれてありがとう」
thanks for -ing は「〜してくれてありがとう」という意味。for は前置詞だから後ろに名詞を置くことになるんだけど、このフレーズのように動名詞を置くこともできる。
動名詞って、動詞を名詞にするやつでしたっけ。
そう、たとえば動詞の walk は「歩く」という意味で、これに ing を付けた walking は「歩くこと」という動名詞になるよ。
まずは、for の後ろに普通の名詞を置くパターンを見てみよう。
Thanks for the information.
情報をありがとう。
Thanks for the email.
メールをありがとう。
このように、情報やメールに対してありがとうと言っているね。では次に、for の後ろに動名詞を置くパターン。
Thanks for coming again.
また来てくれてありがとう。
[例文3] の coming は、動詞 come 「来る」の動名詞。coming again なので、また来たことに対してありがとうと言っているんだね。
Thanks for supporting me.
私を支援してくれて (支えてくれて) ありがとう。
Thanks for inviting me.
私を招待してくれてありがとう。
[例文4] の supporting は、動詞 support 「支援する」の動名詞。[例文5] の inviting は、動詞 invite 「招待する」の動名詞。
これらの動詞は目的語を後ろに置いて、invite + [目的語] で「[目的語] を招待する」というふうに使う。
このような後ろに目的語を置ける動詞は、動名詞として使う場合も目的語を置くことができる。つまり、inviting + [目的語] とすると「[目的語] を招待すること」となるよ。このように、動詞と名詞の特徴をあわせ持つ点が普通の名詞との違いだね。
ということは、inviting me だから、私を招待してくれたことに対して感謝しているんですね。
そうだね。
thanks for の後ろに動名詞ではなく名詞を置いて同じ意味の発言をする場合はこんな感じ。
Thanks for your invitation.
招待ありがとう。
invitation は「招待」という名詞だからこのような言い方もできるんだよ。
thanks for の後ろには名詞か動名詞を置くのがポイントなのか。
招待してくれてありがとう。
なんでいつも食事中に来るんだよ。
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。