猫でもわかる 秘密の英語勉強会

シンガポールの男性、高速道路で怯えていた猫を救出

ニュースで英語勉強会。今回の記事はこれ。Man Saves Stray Cat Cowering In the Middle of Busy Highway...

今回は、あるドライバーが高速道路で立ち往生していた猫を救出したという話だよ。

たまに道路に小動物が飛び出してくることがあるけど、高速道路だとかなり危険ですね。

猫を助けずにはいられない!

シンガポールの男性 高速道路で怯えていた猫を救出

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

シンガポールの男性、マスズ・マスリ氏が高速道路を走行していると 1 匹の猫が丸くなっているのが目に入った。その猫は、中央分離帯の近くで怯えて動けなくなっていたのだ。

Danga Bay
Kitty Konnexion Community

「ダンガベイへ向かって走っていると、この猫が中央分離帯付近で動けなくなっているのを見つけました。すぐに車を止めることができなかったので、猫を助けるために引き返しました」とマスズ氏は語った。

マスズ氏は Facebook ページ 『Kitty Konnexion Community』の管理者だったので、猫を救出した後にどこへ連れて行くべきか把握していた。マスズ氏は息子と一緒に猫を動物病院へ連れて行くと、獣医の治療を受けさせたのだ。

Danga Bay
Kitty Konnexion Community

2 人は救出した猫を「ダンガベイ」と命名した。ダンガベイは右の後ろ足を骨折しており、脚と胸にもいくつかの傷があったが、現在は回復に向かっている。

最初は急に車を止められなかったから、わざわざもう一度引き返して来たんですか。ところで、高速道路で車を止めるのはかなり危険なのでは?

でも、猫が急に道路に飛び出して大事故に繋がる可能性もあるから、放っておくわけにもいかないでしょうね。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

He knew exactly where to take the kitty after getting him off the streets and into his car.

彼は、その猫を道路から車へと移した後に、どこへ連れて行くべきかきちんとわかっていた。

まずは He knew exactly where to take the kitty までを 1 つのかたまりとして考えて、「彼はその猫をどこへ連れて行くべきかきちんとわかっていた」となる。where to 〜 が「どこに〜するべきか」という名詞句を作るので、where to take the kitty で「どこにその猫を連れて行くべきか」となるよ。

after getting him off the streets and into his car は、接続詞の and で次の 2 つの名詞句が並んでいると考えて。

 1 つ目の名詞句

getting him off the streets

 2 つ目の名詞句

getting him into his car

まずは 1 つ目の名詞句から。get off を辞書で引くと「取り除く」「脱ぐ」「はずす」「離す」などいろいろな意味がある。

さすがに今回の例文では「脱ぐ」ではなさそうですね。

うん。ただ、日本語で考えるといろいろな表現になるけど、イメージで考えると同じことなんだよ。

まず、基本動詞の get には「ある状態になる」「ある状態にする」というイメージがある。そして off は「離れる」というイメージ。だから get him off the streets だと「彼 (猫) を道路から離れた状態にする」というイメージになる。日本語で考えなくても、このイメージだけでも意味はわかるよね。

こんな感じ。

Get him off the street

[例文] では get が動名詞の getting になっているよ。

ふむふむ。

同様に、2 つ目の名詞句 getting him into his car を考えてみよう。get into は「〜の中に入れる」「〜に乗り込ませる」などの意味があるんだけど、これも into の「中に入っていく」イメージで考えるとわかるよね。

get into のイメージ。

get into

もっと大事に扱って。

というわけで、get him into his car は「彼 (猫) を車の中に入れる」となる。

[例文] ではこの 2 つの名詞句をまとめているので、after getting him off the streets and into his car を簡単に訳すと「猫を道路から車へ移した後」となる。

よって、[例文] 全体を訳すと「彼は、その猫を道路から車へと移した後に、どこへ連れて行くべきか良いかきちんとわかっていた」となるよ。

イメージで考えれば、わざわざ日本語にしなくてもなんとなくわかりますね。

そう、リスニングや英会話では日本語に訳している暇なんてないからね。なるべくそのまま理解できるようにすることが大事だよ。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。