猫でもわかる 秘密の英語勉強会

「カーリングって地味じゃね?」「じゃあ車ぶつけよう」ロシア、ノリで"カー"リング大会開催

ニュースで英語勉強会。今回の記事はこれ。Curling is way more watchable when the stones are replaced with Soviet-era cars

今回は、ロシアがストーンの代わりに車を使用してカーリング大会を開催したという話だよ。

石が見つからなくて車を代用ですか。あるあ・・・・・・ねーよ。

伝えたかったこと「保険は大事」

ロシア ノリで カー リング大会開催

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

ロシア・エカテリンブルクでストーンの代わりに小型車を使用するカーリング大会が開催された。

この大会は、10 人 1 組の 4 チームでストーンの代わりにソ連時代の小型車 OKA を使用するエキシビジョントーナメントだ。選手はブラシで氷を掃く代わりにハンドルで操作する。安全性と軽量化を考慮して、車のガラスやエンジンなどは取り外してある。

大会の立案者は自動車保険エージェントのガリーナ・キルカー氏。キルカー氏がストーンの代わりに車を使用した狙いは、カーリングを盛り上げるだけではなく、保険事業を促進するためでもある。

「カーリングはテレビでは退屈に見えますが、以前友達とプレイしてとても素晴らしいスポーツだとわかったんです。そこで、カーリングと車を組み合わせるアイデアを思いつきました。私たちはいつも路上での事故を目にしていますが、この大会によって皆さんに保険の必要性を実感して貰えると考えました」とキルカー氏は語った。

車をぶつけまくっておいて保険の大切さを語りますか。

さすがロシアって感じの豪快さだね。使用されたのは 1970 年代の小型車で、大会のために 6 台購入したそうだよ。

簡単に手に入る現代の車ではなくソ連時代の車を見つけてきたんですね。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

Curling looks boring on TV, but I played it once with friends and realized what a great sport it was.

カーリングはテレビでは退屈に見えますが、以前友達とプレイしてとても素晴らしいスポーツだとわかりました。

今回は大会の立案者ガリーナ・キルカー氏の台詞から。接続詞の but で 2 つの文が並んでいるパターンだね。

 例文 (前半)

Curling looks boring on TV.

 例文 (後半)

I played it once with friends and realized what a great sport it was.

[例文 (前半)] は述語動詞が looks で「〜に見える」という意味。boring は「退屈な」とか「つまらない」という意味なので「カーリングはテレビでは退屈に見える」となる。

[例文 (後半)] は、主語が I で 述語動詞が 2 つある。played と realized だね。これは接続詞の and で以下の 2 つの文が並んでいると考えて。

 例文 (後半-1)

I played it once with friends.

 例文 (後半-2)

I realized what a great sport it was.

[例文 (後半-1)] は「私は以前それを友達と一緒にプレイした」。

[例文 (後半-2)] の述語動詞は realized「わかった」。what a great sport it was は感嘆文で「それはなんて素晴らしいスポーツなんだ」という意味。これが名詞節として realized の目的語になっているので「それがいかに素晴らしいスポーツかわかった」となる。

というわけで、少し整理して [例文] を訳すと「カーリングはテレビでは退屈に見えますが、以前友達とプレイしてとても素晴らしいスポーツだとわかりました」となる。

1 つの文でありながら、3 つの文をまとめたような形になっているんですね。

そう、主語と述語動詞、名詞節などの関係に注意しながら文全体の構成を読み取る必要があるね。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。