猫でもわかる 秘密の英語勉強会

1分で覚える「those who 〜」の意味と使い方

今回は英語フレーズ「those who 〜」の意味と使い方を勉強しよう。

「あれらは誰」という意味じゃないんですか?

「〜する人々」

those who 〜 は「〜する人々」。普通だと those は「あれらの」という意味で使われるけど、those who 〜 の those は「人々」を意味する。

who は関係代名詞で、who 以下が those に説明を加えて「〜する人々」となるよ。

どんな人々なのかを who 以下で説明しているんですね。

 例文
[1]

Everything comes to those who wait.

待てば海路の日和あり (ことわざ)

[例文1] はことわざ。「待てば海路の日和あり」とは、海が荒れていてもいずれ静かになって出航できるようになることから、あせらずに待っていればいつか幸運がやってくるという教えだね。those が「人々」を表して、who wait 「待つ」が those に説明を加えて「待つ人々」となる。直訳すると「待つ人々の所にあらゆる物がやってくる」となる。

この例文は Everything が主語、comes が述語動詞、those は comes to の目的語として働いているよ。

 例文
[2]

Those who work hard will succeed.

一生懸命働く人は成功する。

[例文2] の主語は Those who work hard。who work hard 「一生懸命働く」が直前の those に説明を加えて「一生懸命働く人」となっている。will succeed 「成功する」がこの英文の述語動詞だね。

1 つの英文に動詞が 2 つあるから紛らわしいですね。

うん、最初の動詞 work は those に説明を加える働きをするものであって、この英文の述語動詞はあくまで will succeed という点に注意が必要だね。もう少し例文を見てみよう。

 例文
[3]

I don't like those who say so.

そんなことを言う人は嫌いだ

[4]

Those who are lazy will never pass.

怠け者は決して合格しない。

[例文3] の主語は I で述語動詞は don't like、those who say so 「そんなことを言う人」は like の目的語になっている。

[例文4] の lazy は「怠惰な」、pass は「(試験などに) 合格する」。Those who are lazy 「怠ける人」がこの英文の主語、will never pass 「決して合格しない」が述語動詞だね。

最初に目に入る動詞がその英文の述語動詞とは限らない、ということですか。

一生懸命働く人は成功する。

Those who work hard will succeed

どうやったらそんなに成功できるんだ。

例文引用
[2][3][4] Tanaka Corpus

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。