今回は英語フレーズ「no longer 〜」の意味と使い方を勉強しよう。
longer は「より長い」ですか? no longer は「そんなに長くない」かな?
「もはや〜ない」
no longer 〜 は「もはや〜ない」という意味。たとえば「きみはもはや子どもではない」とか「きみのことはもう信用できない」というふうに使うよ。
例文を見てみよう。
You are no longer a child.
きみはもう子どもじゃない。
I am no longer interested in your opinion.
私はもはやきみの意見には興味がない。
We can no longer trust him.
私たちはもう彼のことが信用できない。
I'm no longer a danger to society.
二度と悪いことはしません。
This product is no longer available.
この製品はもう取り扱っていません。
このように no longer 〜 で「もはや〜ない」となる。
普通に否定するのと何が違うんですか?
no longer 〜 という場合は、「今までは〜だったけど今ではもう違う」ということだね。普通の否定だとこれまでの経緯は無関係でしょ。
[例文4] は映画『ショーシャンクの空に』の台詞。直訳すると「私はもはや社会にとって危険ではない」となる。囚人の台詞なので、以前は危険だったけど今ではもう危険ではないという意味を表している。
[例文5] の available は「入手できる」とか「利用できる」という意味なので、直訳すると「この製品はもう入手できない」となる。
no longer 〜 と同じ意味で、not 〜 any longer と表現する場合もあるよ。こっちの方が理解しやすいかも。
I can not walk any longer.
私はもうこれ以上歩けない。
[例文6] の前半を見ると I can not walk 「私は歩けない」。これに any longer 「これ以上」を加えることで「もうこれ以上歩けない」となる。
この not 〜 any longer を言いかえたのが今回の no longer 〜 ということになるよ。
私はもうこれ以上歩けない。
「これ以上食べられない」でしょ。
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。