猫でもわかる 秘密の英語勉強会


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映画エンジョイ勢の英語勉強法、シネマ作戦。『ショーシャンクの空に』を観ながら〜

うーん・・・・・・。

どうしたのシンちゃん、苦しげな声だして。

あ、ミサさん。

いつも思うんですけど英語の勉強って大変ですよね。単語を覚えて、文法を覚えて、長文を読む練習をして・・・・・・。ミサさんはやっぱり英語の参考書をたくさん読んで勉強したんですか?

ええ、本も読んでるけど映画もたくさん観ているよ。

映画? 映画は楽しむために観るものでしょ。勉強とは違いますよ。

そう? 楽しみながら勉強にもなるよ。映画やアニメの台詞で外国語が上達した人は私が知っているだけでも何人かいるよ。むしろ、映画やアニメが好きなほど勉強になるんだよ。

な、なんだってーーー!?

映画好きに与えられし英語勉強法

映画で英語を勉強する話、くわしく。

たとえば、日本のアニメの台詞を何度も何度も真似して日本語の練習をした外国人とか、ジブリ映画の英語版で英語を練習した女の子とかね。驚くほど上達しているよ。そういう人たちは、好きな作品や好きな台詞だからこそ、どれほど練習しても苦にならないの。好きでもない作品ならそこまで練習できないでしょうね。好きな歌を何度も歌って覚えるのと同じことなのよ。

そうか、好きな歌はむしろたくさん練習したいですよね。本を読むだけが勉強じゃないんだ。

そう、言葉って本来は聞いたり喋ったりして覚えるものだからね。好きな映画を観ながら台詞の真似をすることだって立派な勉強になるんだよ。

それは台詞を真似するだけでいいんですか?

まずは台詞を覚えるまで何度も音読する。そして覚えた台詞を実際に使ってみたり、台詞の単語を変えてみたりする。そうやって色んな表現を覚えていくの。

私たちの脳は、色々な情報を関連付けた方が記憶に残りやすいと言われている。参考書を読んで覚えることも大事だけど、映画のシーンと関連付けて台詞を覚える方が記憶に残るんだよ。さらに感情を込めて音読するとなお良い。関連情報が増えるからね。だから、感情移入のしやすい好きな作品を使うの。

これが映画好きによる映画を使う英語勉強法。現時刻をもって、当勉強法をシネマ作戦と命名します。

シネマ作戦!?

 シネマ作戦とは

説明しよう。シネマ作戦とは映画好きの情熱を英語力に変換する勉強法である。

英語に限らず、映画やアニメで外国語を覚える人は少なくない。方法は次の通り。

シネマ作戦
  1. 好きな台詞を繰り返し音読する
  2. 覚えた台詞をそのまま使う
  3. 覚えた台詞の単語を変えて使う
  4. お気に入りフレーズ集を作る

単語を変える練習は「パターンプラクティス」とも呼ばれ、実績ある練習法として古くから知られている。

好きな歌を覚えるように、映画を観ながら好きな台詞を繰り返し音読するのがポイントだ。

あれ? ナレーター始めたの?

最近出番少ないから。

『ショーシャンクの空に』を観ながら英語勉強会

ショーシャンクの空に

これからはときどき映画を観ながら勉強会をしよう。

おなしゃす。

この勉強会では映画の台詞をたくさん取り上げるけど、無理に全部覚えようとしなくていいからね。とりあえず、こんな台詞もあるんだということだけ抑えて、好きな台詞に絞って練習するといいよ。今回は映画『ショーシャンクの空に』を観よう。

どんな映画ですか?

この映画はアンディという優秀な銀行員が無実の罪で投獄されて、刑務所で色々とつらい目にあうけど希望を失わずに頑張っていく物語だよ。

無実の罪、冤罪というやつですか。

『ショーシャンクの空に』

 裁判で検事がアンディに

That's very convenient.

ずいぶん都合がいいですね。

convenient は「都合が良い」。これはアンディの主張が検事には不自然に思えたから皮肉を言われたの。

 アンディが検事に

Since I am innocent of this crime... I find it decidedly inconvenient that the gun was never found.

私は無実です。それが証明できないわけですから、銃が見つからないことは私には不都合です。

since は接続詞で「〜だから」。be innocent of は「〜の罪を犯していない」、crime は「犯罪」。I find 〜 がこの英文の主節で、find it inconvenient that 〜 は「〜は不都合だ」となる。decidedly は「明らかに」。

 検事の台詞

But was their crime so great as to merit a death sentence?

しかしそれは死に値するほどの大罪でしょうか?

so 〜 as to ... は「... なほど 〜」、merit は「(罰に) 値する」、death sentence は「死刑」なので、「しかしそれらの罪は、死刑に値するほど重大だったのか?」となる。

 面談でレッドが

I'm no longer a danger to society.

二度と悪いことはしません。

no longer は「もはや〜でない」、danger to は「〜にとって危険」という意味なので、「私は社会にとってもはや危険ではない」となる。

 署長が囚人たちに

That's why they've sent you to me.

だからここに送られた。

That's why 〜 は「そんなわけで〜だ」。

 ハドレー刑務官が囚人に

You eat when we say you eat.

メシは食えと言ったら食え。

主節は You eat で「メシを食え」。命令形には主語を付けないと習うけど、このように You を付けることもあるよ。when は接続詞。

 囚人の台詞

This place ain't so bad.

ここもそう悪かねえよ。

ain't は am not, is not, are not, have not, has not と同じ意味を表す短縮形で、荒い感じの言葉。スラングの一種だね。カタカナで書くと (エイント) に近い発音になる。『ショーシャンクの空に』は刑務所の話なので、ain't やスラングがたくさん出るよ。

 ある囚人の台詞

Please! I ain't supposed to be here.

おねがいです!僕はここにくるはずじゃなかった。

この台詞にも ain't があるね。be supposed to は「〜することになっている」とか「〜するはず」。

be supposed to は最近勉強しましたね。

うん。be supposed to に限らず、いつも勉強会で扱っている英語フレーズが映画にはたくさん出てくるよ。次のフレーズもそうだね。

 刑務官に殴られる囚人を見た他の囚人が

Captain, take it easy!

主任お手柔らかに。

take it easy は「落ち着いて」とか「気楽に」という意味。

 ブルックスが拾ったヒナ鳥について

I'm going to look after him until he's big enough to fly.

飛べるようになるまで育ててやろうと思ってね。

look after は「世話をする」、until は「〜まで」、he's big enough to fly は「飛べるほど大きくなる」。

 ヘイウッドの台詞

You know why it's a fine morning, don't you?

なぜいい朝だかわかってるよな?

最後の don't you は付加疑問文で、「〜だよね?」という意味になる。

 ある囚人についてアンディが

I was just wondering if anyone knew his name.

誰か名前を知らないかと思って。

I wonder if は「〜かなと思う」。

 レッドがアンディに

To tell you the truth, I haven't made up my mind.

正直に言うが、まだ思案中だ。

To tell you the truth は「実を言うと」、make up my mind は「決心する」。

 レッドのナレーション

More than a hundred men volunteered for the job.

100 人以上が志願した。

このvolunteer は「ボランティア」という名詞ではなく、「申し出る」という動詞。ある仕事が提示されて、100 人以上がその仕事をしたいと申し出たということ。

 アンディがチェスについて

Let me teach you someday.

そのうち手ほどきしてやる。

let me + [動詞の原形] で「〜してあげよう」。

これは使役動詞でしたね。

 レッドがアンディへのプレゼントについて

Let's get him some rocks.

石を探してやろう。

get + [人] + [物] で「[人] のために [物] を手に入れる (持ってくる)」という意味。

 署長が聖書を返しながら

I almost forgot. I'd hate to deprive you of this.

うっかりしていた。これを持って行っちゃいかんな。

hate to 〜 で「〜したくない」、deprive A of B で「A から B を奪う」。

 アンディが刑務官に

Why don't we have a seat and talk it over.

座って話しましょう。

Why don't we 〜 で「〜しましょう」、これは Let's 〜 と同じ意味だね。talk 〜 over は「〜について話し合う」。

 アンディが興奮した囚人に

Take it easy. You'll be all right.

落ち着いて。大丈夫だ。

take it easy は「落ち着いて」。all right は「大丈夫」。

take it easy もよく使われるフレーズですね。

 レッドがある囚人について

This is all he knows.

ここしか知らないんだ。

he knows の前には関係代名詞が省略されている。he knows 「彼が知っている」が直前の all に説明を加えて「彼が知っているすべて」となる。「ここが彼の知っているすべて」という意味だね。

 ある人物の死を聞いてレッドが

He should have died in here.

ここで死なせてやりたかった。

should have 〜 は「〜すればよかったのに」「〜すべきだったのに」という意味。「実際にはそうしなかった」という意味が含まれているよ。

 刑務官がアンディに

Clear all this out before the warden gets back.

署長が帰ってくる前に全部片付けるんだ。

clear A out は「A を片付ける」、warden は「署長」、get back は「戻る」。before は接続詞なので、この文は [命令形] + before + [主語] + [述語動詞] という形になっているね。

 トミーの武勇伝

I was standing there, holding onto that TV.

俺はテレビを抱えたまま突っ立ってたんだ。

hold onto は「〜を手放さない」。この文の holding 〜 は分詞構文で、「テレビを抱えたまま」という付帯状況を表している。

 ナレーション

It was the same reason he spent years shaping and polishing those rocks.

同じ理由で彼は何年も石を磨くことに没頭した。

spend + [時間] + -ing は「〜をして [時間] を過ごす」。

 署長がトミーに

I have to know if what you told Dufrene was the truth.

まず知りたいのは、きみがデュフレーンに言ったことは事実か。

この英文の if は「〜かどうか」という名詞節を作っている。what は関係代名詞で、what told you Dufrene が「きみがデュフレーンに言ったこと」となって、これが if が作る名詞節内の主語。if what you told Dufrene was the truth は「きみがデュフレーンに言ったことが本当かどうか」となる。

 アンディがある人物に

If you ever get out of hear, do me a favor.

もしきみが出所できたら頼みがある。

(中略)

If you ever get out, find that spot.

もし出られたらそこに行ってくれ。

If you ever は「いつか〜することがあれば」。

 ヘイウッドの台詞

How was I supposed to know?

わかるわけないだろ。

これも be supposed to だね。「どうやったらわかったんだ? (わかるはずがない)」となる。

 署長がレッドに

He must have said something.

何か聞いてるはずだ。

must have 〜 は「〜したにちがいない」。「彼が何か話したに違いない」となる。

 レッドのナレーション

I hope the Pacific is as blue as it has been in my dreams.

太平洋が夢で見たのと同じように青いといい。

the Pacific は「太平洋」、as blue as 〜 は「〜と同じくらい青い」。

 


 

ふぅ、たくさんありましたね。

全部一気に覚えるのはとても無理だから、気に入った台詞で練習するといいよ。

私はこれ。

I am no longer a danger to society

「二度と悪いことはしません」

どう見ても更正してない。

映画鑑賞後

先の読めない展開で最後まで引き込まれました。今見ると、DVD のパッケージもぐっときますね。

ところで、好きな台詞を繰り返し音読するということですけど 5 〜 6 回ぐらいでいいんですか?

それは多ければ多いほど良いね。たとえば私が聞いたところによると、最初にも話した日本のアニメで日本語を練習した人は、同じフレーズを 1 日中練習して親に心配されたこともあるそうだよ。

1 日中!? そりゃ誰だって心配しますよ。しかし、1 フレーズに 1 日かけるなんて一見非効率な気がしますが、結果を出されたら何も言えませんね。

それは極端なケースかもしれないけど、日本のアニメや文化が好きだからこそできたことだし、それだけの情熱があったからこそ短期間で上達したんだろうね。独学で日常会話に困らないレベルまで日本語がペラペラになっていたよ。

英語の授業で教科書を音読する程度では、その人と比べるとかなりヌルいと言えますね。よく、中高で 6 年も勉強したのに英語が話せるようにならないと言われるのは、単純に練習量が足りないということでしょうか。

うん。外国語は、数回音読したぐらいで身につくほど簡単なものではないと言えるよね。だから、私がアシストできるのはせいぜい台詞の説明をするところまで。結局は本人のやる気次第なのよ。

あ、はい。

例文引用
映画『ショーシャンクの空に』

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。