ニュースで英語勉強会。今回の記事はこれ。Cops Convince Boss to Adopt Abandoned Kitten They Saved...
今回は、警察署で生後 6 カ月と思われる捨て猫が見つかって、放っておけないから署内で飼いたいと上司にお願いした話だよ。
飼いたいって・・・・・・警察署でそんなの認められるわけないでしょ。
警視「しょうがないにゃあ」
記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。
12 月のある日、ブルックリンの警察署で 1 匹の捨て猫が発見された。子猫を拾った職員たちは瞬く間にメロメロになり、子猫を保護施設に預けることさえためらわれた。そこで彼らは思いきった行動に出た。子猫を署内で飼えるよう、上司の説得を試みたのだ。警察署にはマスコットが必要であり、それにより士気が高まるというのが彼らの言い分である。
このときの対応をしたのがウィリアム・テイラー警視だ。
「部下たちがこのワシに迫ってきよったわ。署内で猫が飼いたい、だと? だからワシはこう言ってやったのだ。『ちゃんとトイレの世話とかできる?』」。
テイラー氏は、自宅で猫を 2 匹、犬を 2 匹飼うほどの動物好きだ。彼は誰かがトイレの面倒を見るという条件で子猫を飼うことを認め、エサや水の費用も負担した。
Our precinct cat "Martin" made the @nypost. @NYPDPaws #pawpatrol https://t.co/QAKdfqh9Zh
— NYPD 60th Precinct (@NYPD60Pct) 2017年2月27日
In my absence "Martin" is called upon to make the heavy decisions #COfortheday #Martintakesoverconeyisland pic.twitter.com/YH44XWhSZU
— NYPD 60th Precinct (@NYPD60Pct) 2017年1月11日
Look who will be spending the holidays with us! Welcome to the "60" family Martin #furrychristmas @NYPDPaws pic.twitter.com/Ncx7lmBMJq
— NYPD 60th Precinct (@NYPD60Pct) 2016年12月18日
Fans want 2 make donations for Martin, looking to donate? Try animal rescue of your choice Martin has already been rescued by his 60 family pic.twitter.com/K1XP6qzUWn
— NYPD 60th Precinct (@NYPD60Pct) 2017年2月28日
Meet Martin, the 60th Precinct’s station-house cat https://t.co/g3eeiUm2pl pic.twitter.com/t4ODLjxNJx
— Brooklyn Paper (@Brooklyn_Paper) 2017年2月24日
子猫はテイラー氏を説得したマーティン・D・コスタンザ巡査にちなんでマーティンと名付けられた。職員たちは皆、マーティンの世話に協力的だ。エサを与え、病気の世話をし、動物病院にも連れて行く。予防注射や避妊治療を施し、マイクロチップを埋め込むためだ。そのお返しに、マーティンは署内を毎日パトロールしている。
彼らはマーティンのためにエサ置き場を 3 カ所、昼寝用のカゴを数カ所に設置して、さらにオモチャも用意した。マーティンはどこでも好きなところへ行けるが、テイラー氏の部屋が一番のお気に入りだ。マーティンは毎朝テイラー氏におはようと挨拶をしてから、椅子を譲り渡している。
「マーティンはあちこち走りまわっている。皆、この小さなお巡りさんが大好きだよ」とテイラー氏は語った。
アットホームな職場かよ。
上司が理解ある人で良かったよね。
理解あるというか、極度の動物好きなんでしょう。民間企業で動物を飼うという話はたまに聞きますけど、警察署で猫を飼うケースもあるんですね。
ちなみに、マーティンはハードな仕事で疲れた皆を癒やしているそうだよ。
さて、今回の例文はこれ。
The kitty was named after Officer Martin D. Costanza who petitioned persistently to keep him.
その子猫は、彼を飼うように根気強く嘆願したマーティン・D・コスタンザ巡査にちなんで名付けられた。
難しい単語が多いなぁ。
あせらずに 1 つずつ見ていこう。
主語は The kitty で「その子猫」、was named after は受け身で「〜にちなんで名付けられた」。name after は「〜の名をとって命名する」という意味だけど、受け身にして be named after 「〜にちなんで名付けられた」とすることが多いよ。つまり、子猫のマーティンという名前は誰かにちなんで付けられたということ。
Officer Martin D. Costanza は警官の名前。ここでは Officer を「巡査」と訳してマーティン・D・コスタンザ巡査としたよ。この後の who は関係代名詞で、マーティン・D・コスタンザ巡査がどんな人物なのか説明を加えている。
who petitioned persistently to keep him は「(マーティン巡査が) その子猫を飼うように根気強く嘆願した」。petition が「嘆願する」、persistently は「根気強く」とか「しつこく」という意味。to keep him が「その子猫を署内に留めておくように」ということだね。つまり、署内で子猫が飼えるように根気強くお願いしたのがマーティン・D・コスタンザ巡査で、その人の名前にちなんでマーティンと名付けられた、ということ。
[例文] を直訳すると「その子猫は、彼を飼うように根気強く嘆願したマーティン・D・コスタンザ巡査にちなんで名付けられた」となる。英文の語順にあわせて書き換えると「その子猫はマーティン・D・コスタンザ巡査にちなんで名付けられた。彼は子猫を飼うように根気強く嘆願した人物である」って感じかな。
いつもと比べるとそれほど長い英文ではないけど単語が難しかったですね。
ちょっと難しいけど、同じ単語に何度も出会えばそのうち記憶に残るよ。
そんなもんですか。それにしても、職員と同じ名前を付けて紛らわしくないのかな?
例文引用
Cops Convince Boss to Adopt Abandoned Kitten They Saved...
参考
On paw-trol! Meet Martin, the 60th Precinct’s station-house cat
This kitten is the NYPD’s friskiest officer
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。