猫でもわかる 秘密の英語勉強会

ピヨピヨが心を救う。ストレスを抑え精神状態を改善する最新研究

今回は、鳥をたくさん見るとストレスが抑えられることが最新の研究でわかったという話だよ。

へぇ。鳥といっても色々種類があるけど、どんな鳥が一番いいんだろう。

鳥をたくさん見るほど心が穏やかに

ピヨピヨが心を救う ストレスを抑え精神状態を改善する最新研究

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

エクセター大学の研究で、鳥と身近な生活をすることでストレスレベルが低下し精神状態が改善することがわかった。

メジロ

最新の研究によると、年齢や所得の異なる 274 人のメンタルヘルスを調査し、加えてミルトン・キーンズ、ベッドフォード、ルートンの午前と午後の鳥の数を計測した結果、被験者が外出することでうつ、不安、ストレスなどのレベルが低下し、さらに午後に目にした鳥の数がこの低下に影響するという。

この調査では、クロウタドリ、ヨーロッパコマドリ、アオガラ、カラスなどの一般的な鳥が見られたが、鳥の種類がメンタルヘルスに影響することはなく、被験者が目にした鳥の数のみが関係した。つまり、ほとんどの人にとって、何らかの鳥を目にすることで心を落ち着かせる効果が期待できるのである。

「どんな種類の鳥であろうと、多くの鳥を見るほど精神状態が改善する。他の研究では、庭で鳥を観察することで、よりリラックスして自然と一体化できることが示されている」とエクセター大学のダニエル・コックス博士は語った。

これも一種のアニマルセラピーというやつですかね。最近暖かくなってきたから、デジカメを持って鳥の写真を撮りに行こうかな。春だしメジロの写真が撮りたいんですよね。

メジロ可愛いよね。ただし、写真を撮るのは良いけど、メジロなどの野鳥を捕まえて家に持って帰るのは違法だから気をつけてね。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

In our increasingly busy lives, a glimpse of a wren or a blackbird can offer a moment’s respite from everyday worries.

ますます忙しい生活の中、ミソサザイやクロウタドリをちらりと目にすることで、毎日の心配事からわずかに解放される。

最初の In our increasingly busy lives, までがひとまとまりで「ますます忙しい生活の中」。increasingly が「ますます」、busy lives が「忙しい生活」だね。

a glimpse of は「ちらりと見ること」。何を見るのかと言うと、a glimpse of a wren or a blackbird 「ミソサザイやクロウタドリをちらりと見ること」。wren がミソサザイという鳥で blackbird がクロウタドリという鳥。この a glimpse of 〜 が [例文] の主語。

can offer a moment's respite は「一瞬の休息を与えることができる」。moment's が「一瞬の」、respite が「小休止」とか「休息期間」という意味。そして最後に from everyday worries 「毎日の心配事から」。主語から最後までを繋げて直訳すると「ミソサザイやクロウタドリをちらりと見ることが、毎日の心配事からの一瞬の休息を与えることができる」となる。

これではわかりにくいから意訳すると、「ますます忙しい生活の中、ミソサザイやクロウタドリをちらりと目にすることで、毎日の心配事からわずかに解放される」って感じかな。つまり、毎日大変だけどたまに鳥を見ると気持ちが落ち着くよね、ってことだね。

鳥の種類に関係ないってところが意外ですね。カラスを見るよりは可愛い小鳥を見る方が心が落ち着く気がしますけど。

うん。どんな種類であれたくさんの鳥を見ることが重要という話だけど、どうせなら可愛い小鳥が見たいと思っちゃうよね。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。