猫でもわかる 秘密の英語勉強会

家具の下敷きになった2歳児を双子の兄弟が救出

今回はどんな記事ですか?

双子の兄弟が寝室で遊んでいて、ドレッサーによじ登ろうとしたら大変なことになってしまったという内容だよ。

このときちょうど母親が部屋から出ていて大人が誰もいなかったんだけど、なんとか自分たちで解決することができたの。

2 歳児が家具の下敷きになった兄弟を救出

2歳児が家具の下敷きに

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

双子の兄弟 Brock 君と Bowdy 君が寝室のドレッサーによじ登って遊んでいると、ドレッサーが転倒して Brock 君が下敷きになった。このときの様子が監視カメラで撮影されている。

この動画は、家具の危険性を伝えるために双子の両親によって Facebook に投稿されたものだ。ドレッサーが転倒したとき母親は部屋におらず、周りに大人は誰もいなかった。

しかし、Bowdy 君には大人の助けなど必要なかった。彼は落ち着いてドレッサーの周りを歩き、Brock 君を助ける方法を考え、そして計画を思いついた。

まず、素手でドレッサーを持ち上げようとしたが、重すぎてうまくいかなかった。次に、ドレッサーを押してみることにした。すると、ドレッサーは少しずつだが確実に動き始め、その間に下敷きになった Brock 君はドレッサーの下から抜け出すことに成功した。

Brock 君は泣き出したが、母親が部屋に戻ったとき 2 人は元通り一緒に遊んでいたという。母親はドレッサーが倒れる音も Brock 君が泣く声も聞こえなかったと話している。

家具の転倒は子供にとって非常に危険だ。2004 年にはキム・ベック氏の 3 歳の娘メーガンちゃんがドレッサーの下敷きになって死亡している。キム・ベック氏はその後、同様の事故を防ぐためにチャリティーを設立した。

Meghan's Hope によると、毎年 25,400 人以上の児童が家具やテレビなどの転倒により負傷している。これは、毎日 71 人の児童が家具やテレビの転倒により負傷していることを意味する。また、 2 週間に 1 人が命を失っている

大人にとっては小さな家具でも、子供には命に関わる凶器になるんですね。

そう、だからきちんと固定する必要があるよね。といっても、子供にとってはいろんな物が凶器になり得るから完ぺきに対策するというのは簡単なことではないのだけど。

某キャンディーに穴が開いているのは、子供が飲み込んで喉に詰まらせても呼吸ができるようにとの配慮らしいですよ。

何その豆知識。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

He calmly walks around the dresser, trying to figure out how to help his trapped twin, before coming up with a plan.

彼は落ち着いてドレッサーの周りを歩き、下敷きになっている双子の兄弟を助ける方法を考え、計画を思いついた。

この英文の主語はもちろん最初の He だね。calmly が「静かに」とか「落ち着いて」という副詞。walks around the dresser が「ドレッサーの周りを歩く」。

around は「〜のまわりに」という前置詞でしたね。

そう、ぐるっと囲むイメージ。

trying to figure out が「〜を見つけようとした」。figure out は「(解決策を) 見つける」という意味。

これは、「彼」つまり Bowdy 君がドレッサーの周りを歩いただけでなく、さらに何かを見つけようとしたという説明が追加されているの。何を見つけようとしたかというと、how to 〜 「〜の方法」だね。

how to help his trapped twin が「下敷きになった双子の兄弟を助ける方法」。ドレッサーの周りを歩きながら、どうやって助けようかと考えたということ。

before coming up with a plan が「計画を思いつく前に」。come up with が「〜を考えつく」とか「〜を思いつく」という意味。英語の語順通りに訳すと、ドレッサーの周りを歩き、助ける方法を考え、計画を思いついた、となる。

語順にこだわりますね。

語順通りに理解する練習をした方がいいからね。時系列で考えても「計画を思いついた」を最後に持ってくる方が自然だし。ただし英語のテストでは「計画を思いつく前に、〜」と訳さないと減点される場合があるかも。それは先生次第だけど。

算数のテストでも、答えがあっていても習ったとおりの解き方じゃないと減点されることがあるらしいですからね。

実用性とルールのどちらを重視するかという問題でもあるね。

ところで、最終的には Bowdy 君が助けた形になっていますけど、動画を観ていると途中にツッコミどころがありますよね。

そこは触れちゃだめなのよ。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。