猫でもわかる 秘密の英語勉強会

何を言っているか分からないと思うがコーヒーを注文したらボールが演奏したんだ

bonkers は「正気でない」とか「狂った」という意味。記事タイトルを直訳すると「ネスレ、クリスマスソングを演奏してコーヒーをいれるおかしなマシンを構築」って感じだね。

どんなマシンだろう。

記事内にルーブ・ゴールドバーグ・マシンという言葉が出てくるから先に説明しておくと、ピタゴラスイッチみたいに色々な仕掛けで複雑なことをする装置のことね。

ああ、簡単なことをわざとややこしくしているやつですね。

ネスレがコーヒーを入れながら演奏をするマシンを構築

コーヒーを注文したらボールが演奏したんだ

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

ネスレが東京にルーブ・ゴールドバーグ・マシンを構築した。それは、客からコーヒーの注文を受けると「もろびとこぞりて」を演奏するというものだ。

この装置は 1450 個の木材で構成され、そのうち 180 個はボールが通過すると音楽を奏でる仕組みになっている。また、このボールは鉄琴を叩くマレット (ばち) を動かすトリガーの役目も果たし、ベルの音のようなシンフォニーまで生み出している。

この装置はネスカフェ原宿に導入されたもので、ネスレのブルートゥース対応コーヒーマシンの宣伝が狙いだ。ユーザーが専用アプリでコーヒーの好みを選ぶと装置の上部からボールが落とされ、その間にコーヒーがいれられる仕組みである。装置の構築には約 5 カ月を要したという。

宣伝目的とはいえ、ずいぶん大がかりな装置を作っちゃいましたね。

これが設置されているのはネスカフェ原宿だけらしいよ。世界で 1 つだけのコーヒーマシンだね。

ええ、1 つあれば十分でしょ。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

After the user selects a coffee preference in a companion app, the machine begins brewing while the ball bearing is released from the top of the wooden contraption.

ユーザーがコンパニオンアプリでコーヒーの好みを選ぶと、ボールが装置の上部から落とされ、その間にコーヒーがいれられる。

After は接続詞の「〜した後に」だから、After the user selects a coffee preference in a companion app で「ユーザーがコンパニオンアプリでコーヒーの好みを選択した後に」となる。preference が「好み」で、companion が「ガイド」とか「手引き」という意味。ここでは companion app がユーザーの好みを入力するための専用アプリを表しているんだね。

the machine begins brewing で「そのマシンがコーヒーをいれ始める」。

その後の while が「〜する間に」という接続詞。the ball bearing is released で「ボール (ベアリング) が解放される」。ここではボールが落とされるということ。

contraption が「装置」だから、from the top of the wooden contraption で「木製の装置の上部から」という意味。

つまり、アプリが注文を受けると装置の上からボールが落とされて、その間にコーヒーをいれてくれるということ。

コーヒーをいれている時間と同じくらいの演奏時間なのかな? それなら待っている間退屈しなくていいかも。

こういう装置ってテレビではたまに見るけど、現物を直接見ることって普通ないよね。

ええ、原宿に行く機会があったら立ち寄ってみたいですね。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。