「ありがとう」を英語で言うと?
Thank you!
そうだね。でも Thanks ということもあるよね。では、Thanks と Thank you の違いは何でしょう?
これはどちらも一緒じゃないですか?
どちらもお礼の言葉だけど、ニュアンスがちょっと違うんだよ。というわけで、今回は Thanks と Thank you の違いを見ていこう。
thank とは?
まずは thank の基本から。
thank は動詞として使うと「感謝する」「礼を言う」という意味。
I thanked Misa for dinner.
私はミサに夕食のお礼を言った。
In conclusion, I would like to thank you for your attention.
終わりに、ご静聴を感謝いたします。
こんなふうに、thank + [人] + for 〜 で「[人] に 〜 に対して感謝する」。
そして thank を名詞として使うと「感謝」「感謝の気持ち」という意味になるよ。
Many thanks for the wonderful card.
すてきなカードをありがとうございます。
thanks の s は複数形の s だったんですね。
Thanks と Thank you の違い
Thanks はフレンドリー
Thanks a lot.
どうもありがとう。
Thanks anyway.
いずれにしてもありがとう。
Thanks は Thank you よりもくだけたフレンドリーな表現。仲の良い友達などに気軽に使える感謝の言葉だね。
そのため上司や目上の人に使うと馴れ馴れしい感じになるので注意。
[例文5] は、思っていた結果と違ったけど「いずれにしてもありがとう」「とにかくありがとう」と感謝の言葉を伝える表現だよ。
期待に添わない場合でもお礼を言うのが大人ってことですか。
Thank you
Thank you for inviting me.
招待してくれてありがとう。
Thank you は Thanks よりも丁寧な感謝の言葉。これは同僚や後輩だけでなく、目上の人に言っても大丈夫だよ。
それなら無難に幅広く使えますね。
Thank you very much と Thank you so much
Thank you をさらに丁寧にすると Thank you very much。
サンキューベリーマッチ。
Thank you so much もよく使われるけど、これは Thank you very much よりカジュアルなイメージ。
単語 1 つで微妙にニュアンスが変わるんですね。
appreciate
We really appreciate your cooperation.
ご協力本当にありがとうございます。
I really appreciate it.
本当に感謝します。
ついでに、もう 1 つ感謝の表現を覚えよう。
appreciate も「感謝する」という意味。
thank の後ろには you などの [人] がきたけど、appreciate の後ろには感謝する事柄などがくる点に注意。
Your cooperation would be appreciated.
ご協力いただければ幸いです。
[例文9] のように、感謝する事柄を主語にして受動態で感謝を表現することもできるよ。
直訳すると「あなたの協力が感謝されるだろう」ですか。日本語にはない言い回しですね。
I would appreciate it if you would send me a refund.
払戻金を送ってもらえれば幸いです。
I would appreciate it if you 〜 で「〜していただけると幸いです」という意味。これはビジネスでもよく使われる丁寧に何かをお願いする表現だよ。
お願いの言葉の中に感謝の言葉が含まれているんですか。日本語なら「〜していただけるとありがたい」って感じですね。
Thanks a lot.
待って、何を勝手に食べたの?
[3][10] ウィズダム英和辞典
[2][9] ランダムハウス英和大辞典