猫でもわかる 秘密の英語勉強会

後ろ足が不自由だった子猫が歩けるように!

これは、後ろ足が動かせずに歩くことができなかった子猫が、歩いたり走ったりできるようになったという話だよ。

へぇ、何があったんだろう。

後ろ足が不自由だった子猫が歩けるように!

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

昨年 6 月中旬、カリフォルニア州パーリアーの保護施設 Cat House On the Kings に一匹の子猫がやってきた。

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The Cat House On The Kings

カーミットと名付けられたこの子猫は当初、後ろ足を動かすことができなかった。

獣医の話によると、特に骨折などは見られないため歩けるようになる可能性があるとのことだ。1 日 2 回の理学療法を行うと効果が現れ、カーミットはだんだん歩けるようになっていった。

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The Cat House On The Kings

カーミットはおもちゃでよく遊び、保護施設の先輩猫もカーミットの面倒をよく見てくれた。

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The Cat House On The Kings

先輩猫はカーミットが歩けるように励まし、褒めてあげたりもした。

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The Cat House On The Kings

理学療法を毎日続けたカーミットはついに 4 本足で歩けるようになり、今では走りまわることさえできるようになったのだ。

写真を見ると、たしかに後ろ足に異常があるのがわかりますね。

うん、最初はどうなることかと思ったけど、元気になったみたいで良かったね。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

It was mid-June last year when an adorable little ginger tabby came to the Cat House On the Kings, a no-cage, no-kill, lifetime cat sanctuary and adoption center in Parlier, California.

可愛い茶トラの子猫が Cat House On the Kings にやってきたのは、昨年 6 月中旬のことだった。Cat House On the Kings とは、カリフォルニア州パーリアーにある猫の保護施設で、ケージを使わず殺傷もすることなく、最期まで猫の面倒を見る施設である。

最初の It は「それ」ではなく形式主語、その後の when 〜 が真主語で、「可愛い茶トラの子猫が Cat House On the Kings にやってきたのは、昨年 6 月中旬のことだった」。

Cat House On the Kings って何ですか?

どうやら保護施設の名前みたい。突然知らない固有名詞が登場して「何これ?」って思うでしょ。だから、固有名詞の後にカンマがあって、カンマ以降はその固有名詞の説明になっているの。

no-cage, no-kill は「ケージを使わず殺傷もしない」。lifetime は「生涯」だから「最期まで面倒を見る」ということ。

cat sanctuary and adoption center in Parlier, California が「カリフォルニア州パーリアーにある猫の保護施設」ってところだね。

読者が知らない固有名詞を出したから、後からちゃんと説明しているんですか。

そう、固有名詞の後にカンマがあるときは大体このパターンだよ。

カーミットが元気になったのは、この施設の人たちや他の猫たちの愛情のおかげだったんですね。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。