動詞 get の勉強会で、I got it 「わかりました」を覚えましたよね。
うん。
ところが、映画を観ていたら「わかりました」という文脈で You got it と言っていたんです。
本当は I got it じゃなくて You got it が正しいってことですか?
いや、You got it も普通に使われるフレーズだけど、I got it とは少し使いどころが違うんだよ。
今回は、I got it と You got it の違いについて簡単に勉強しよう。
I got it は「理解した」
I got it は「理解した」とか「分かった」という意味。これは I understand と同じだね。
たとえば、相手の説明を聞いて、それを理解したという文脈で I got it と言うの。
Do you understand?
わかった?
Yes, I got it.
うん、わかった。
動詞 get のイメージは「手に入れる」だったよね。そこから「私が相手の話を理解した」というイメージになるんだよ。
You got it は「了解した」
You got it は「了解した」とか「承知した」という意味。
たとえば、相手に何か頼み事やお願いをされて、それを了解したとか承知したという文脈で You got it と言うの。
Pass me the salt, please.
塩を取って。
You got it.
了解。
主語が You だから日本人にはなかなかピンとこないけど、これも get の「手に入れる」イメージで考えると「相手が私の了承を手に入れた」とか「相手が望んでいるものを手に入れた」というイメージになるんだよ。
なるほど。
また、語尾を上げて You got it? と聞くと「分かった?」という意味。相手の理解を確認しているんだね。
そして、「私の話を理解したね」という意味で You got it! 「そのとおり!」という使い方もあるよ。
簡単な単語だと思っていたけど、状況や使い方でいろんな意味になるんですね。
魚買ってきて。
1円じゃ足りないって。
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。