猫でもわかる 秘密の英語勉強会

前置詞のイメージ「到達点へ to」

今回は前置詞 to について勉強しよう。

go to school とかの to ですか?

そう、その to だね。ではまず to の基本イメージから。

to の基本イメージ:方向、到達点

to の基本イメージは「方向、到達点」。到達点を指し示すようなイメージだね。

到達点を指し示すイメージ。

To

そうそう。単に方向を示すのではなく、到達点も含まれているのがポイントだよ。

到達点を含まない場合はどうなるんですか?

その場合は for だね。for は目標に向かうイメージだけど到達点は含まない。これは次回勉強するよ。

方向、到達点

 例文
[1]

I went to the library yesterday.

昨日図書館へ行った。

単に図書館の方向へ行っただけでなく、図書館に到着したという意味も含まれているんだよ。

to の到達点を含むイメージがちゃんと図書館に着いたことを表しているんですね。

結合、付着

 例文
[2]

The computer is connected to the network.

そのコンピュータはネットワークに接続されている。

目標に到達することから、何かにくっついている結合や付着のイメージもあるよ。

be connected to は「接続する」。

Be connected to

ネットワークに到達しているね。

対象

 例文
[3]

Can you explain it to me?

それを私に説明してくれませんか?

[4]

She spoke to me.

彼女は私に話しかけた。

「〜に」という行為の対象を示すときにも to が使われるよ。

話し相手に届いている感じですね。

比較

 例文
[5]

I prefer cats to dogs.

犬より猫の方が好きだ。

少し特殊な例だと比較で to が使われることがあるよ。

superior to (〜よりも優れている) とか prefer to (〜の方を好む) とかね。

結果、状態

 例文
[6]

Eat to your heart's content.

心ゆくまで食べてください。

到達点のイメージから派生して、このように結果を表す使い方もあるの。

to one's heart's content は「思う存分、心ゆくまで」という意味。

「心が満たされるまで」って感じですか。

他には to one's surprise (驚いたことに)、to one's delight (喜ばしいことに)、to one's relief (ほっとしたことに) などの状態を表す使い方もあるよ。

その他のフレーズ

他にもこんなフレーズがあるよ。

get to 「〜に到着する」

adhere to 「〜にくっつく」「固執する」

be addicted to 「〜の中毒である」「〜に夢中である」

belong to 「〜に所属する」

give birth to 「〜を生む」

pay attention to 「〜に注意を払う」

apply to 「〜に適応する」

be used to 「〜に慣れている」

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。