今回は前置詞 on について勉強しよう。
on というと「〜の上」でしたっけ。
それでも間違いではないけど、単に上にあるのではなくて「接触している」ことがポイントだよ。
on の基本イメージ:接触
on の基本イメージは「接触」。つまりくっついているってこと。
じゃあ、何かの上にくっついているってことですか?
上とは限らないよ。たとえば壁に時計やカレンダーがかかっている場合は on the wall (壁に) だし、天井に照明がついている場合は on the ceiling (天井に) って言うからね。
接触のイメージ。
くっついているね。
場所
The ball is on the desk.
ボールが机の上にある。
ボールが机の上をふわふわと浮かんでいるのではなく机に乗っているってこと。
接触しているから乗っているんですね。
There is a calendar on the wall.
壁にカレンダーがかかっている。
カレンダーが壁にくっついているから on the wall なんですね。
そういうこと。「〜の上」という意味もあるけど、壁にカレンダーがあるときは接触のイメージがピッタリでしょ。
時間
He was born on April 1st.
彼は4月1日生まれだ。
曜日や日付のように、on は特定の日を示すときにも使われるよ。
たとえば、on Monday、on August 15 などだね。
時刻では at、季節や年月では in でしたね。
乗り物
He was on the bus.
彼はバスに乗っていた。
He got on the bus.
彼はバスに乗り込んだ。
バスや電車のような大きな乗り物の場合、足が床と接触しているイメージから on the bus や on the train って言うよ。「上に乗る」って感覚ね。
それに対して車のような狭い乗り物の場合は、空間の中に入るイメージが強いから in を使うの。
He was in the car.
彼は車に乗っていた。
He got in the car.
彼は車に乗り込んだ。
バスや電車に乗っているところ。
乗り物の大きさでイメージが変わるんですね。
その他のフレーズ
他にもこんなフレーズがあるよ。
concentrate on 「〜に集中する」
focus on 「〜に焦点を当てる」
insist on 「〜を主張する」
switch on 「〜をつける」
depend on 「〜に頼る」
go on a trip 「旅に出る」
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。